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コラム Column

ゴルフコラム

曽我部彰信 - California International Golf Academy 

曽我部彰信 - California International Golf Academy 

カテゴリー:スポーツ
Carlton Oaks International Golf Academy9200 Inwood Dr.Santee, CA 92071
TEL: (619) 504-5032 / FAX: (619) 258-9287

全米オープン−丸山選手健闘

メジャー大会の1つである全米オープン(第104回)が6月18日から4日間、ニューヨーク州のシネコックヒルズ・ゴルフクラブ(全長6996ヤード、パー70)で行われました。注目選手は2年振りのメジャータイトルを目指すタイガー・ウッズ、今年のマスターズトーナメント優勝者でサンディエゴ出身のフィル・ミケルソン、世界ランキング2位のアーニ−・エルス(南アフリカ出身)、昨年のPGA賞金王で今年すでに3勝しているビジェー・シン(フィジー出身)などで、日本からは丸山茂樹、田中秀道、伊沢利光の3選手が出ていました。

日本人選手で健闘したのが2日目まで首位に立っていた丸山選手。全米オープン特有の深いラフやガラスの様な高速グリーンに多くの選手が苦しめられる中、丸山選手は2日間を終えた時点で6アンダーでフィル・ミケルソンと並ぶ首位タイ。もしかしたら日本人初のメジャー制覇になるかもしれないと期待をした人達も多くいたと思います。

丸山選手は昨年肩を故障して、スイングがまともに出来ない時期がありました。その為に精神的にもかなり落ち込んでしまっていたようです。しかしその逆境が、彼のスイング改造を加速させました。それまでオーバースイング気味にバックスイングしていたのを、肩や体に負担が少なくなるようにスイングをコンパクトして、更にそれがドライバーの精度を高める事につながりました。その成果の為か、今年は好調が続いています。全米オープンは結局4位に終わりましたが、日本人選手としては24年振りのトップ5入りとなりました。

優勝争いは南アフリカのルティーフ・グーセンとフィル・ミケルソンの一騎討ちとなり、パットが決まりまくったグーセンが2001年に次いで2度目の全米オープンチャンピオンになりました。ニューヨークのギャラリーはとてもエネルギッシュで、アメリカ人で人気者のミケルソンに対する応援はかなりのものでした。しかし、そう言った状況下でも最後まで冷静さを保ってプレーし闘いを制したグーセンは、チャンピオンに相応しく称賛に値すると思います。

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