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カテゴリー:車関連
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車のタイヤの空気圧について

燃費やタイヤの減り具合に直接関係してくる部分なので、月一回程度では合わせるようにしてください。

では空気圧が少ない状態で走っているとどういうことが起こるか?

・”転がり抵抗”の増加により燃費の悪化
・地面に対しての接地部分が正常ではない為、タイヤが片磨耗(タイヤの両端が減ること)する。
・雨天時の走行でハイドロプレーニングが起こりやすくなる。

などがあげられます。

転がり抵抗とはタイヤが転がっている方向と逆にかかる力のことを言います。

最初は路面で考えて見ましょう。
たとえば転がるものが缶だとします。
まったく同じ力で転がすとします。
家の中でフロアリングの床で転がしたときと、じゅうたんの上で転がしたときで転がり方が違うのは想像できますよね?
もちろんじゅうたんの上で転がしたほうが転がる距離は短くなります。それは転がり抵抗が大きいからです。

それでは車のタイヤはどうでしょうか?
たとえば空気圧が正常なものと、空気がまったく入っていないもの、どっちが転がりそうですか?
もちろん前者ですね。
空気が抜けて転がり抵抗が増えると、車全体に止まろうとする力が増えて、普通より余計にアクセルを踏まないといけなくなる、それにより燃費が悪くなる、ということです。

だったら空気を限界までパンパンに入れればもっと燃費よくなるんじゃないの?
と考える方もおられると思いますがかなり微妙なさですが燃費はよくなります、ただ空気圧が低いときに比べれば差は余りありません。

加えて以下のようなことが起きます。

・タイヤの接地面が減り、タイヤの踏ん張りが利きにくくなることにより、ブレーキを踏んだときにロックしやすくなる。コーナリング中も同じで横滑りしやすくなる。
・タイヤのセンター部分が減りやすくなり、交換時期が早まる。
・乗り心地の悪化
・パンクやバーストがしやすくなる

以上のこと踏まえると、やはり多すぎも少なすぎもいいことないですね。通常のメーカーで指定されている空気圧に合わせるのがベストです。
あと、高速走行が多いからといって空気を高めに設定するのも×
昔は高速道路を走るとき20%ぐらい空気圧をあげるのが常識とされていたのですが、いまは高速走行することでタイヤの空気の温度が上がりタイヤの空気圧は自然と上昇するので、必要ありません。

ご自分で空気圧点検できないというお客様は、カーバンクにお持ちいただければ無料で空気圧点検させていただきます。お気軽にお立ち寄りください。