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知って得する! サンディエゴ不動産情報 

元木満里奈(モース)

元木満里奈(モース)

カテゴリー:不動産
TEL: 619-731-9779

1031エクスチェンジとは?アメリカ不動産で節税する方法

 サンディエゴで投資用の不動産を売却すると、購入時よりも高く売れて利益が出ることがよくあります。でも、その利益にはキャピタルゲイン税(譲渡益税)がかかってしまいます。


そんなときに使えるのが、「1031エクスチェンジ(1031 Exchange)」という制度です。

 

1031エクスチェンジってなに?


「1031エクスチェンジ」は、アメリカの税法に基づいた仕組みで、投資用不動産を売ったときの税金を将来に繰り延べできる制度です。


売却して得た利益を、別の投資用不動産に再投資すれば、キャピタルゲイン税の支払いを後回しにできます。

サンディエゴの投資家に人気の理由

サンディエゴは不動産価格が高く、売却時の利益も大きくなりがちです。この制度を使えば、税金を払うことなく次の物件へステップアップし、より大きな資産形成が可能になります。

たとえばこんなケース

ノースパークで80万ドルの賃貸物件を売却し、ミッションバレーで90万ドルの新しい投資物件を購入した場合、売却益に対する税金を今は払わずに済みます。

使うにはルールがあり、売った物件と「同種(like-kind)」の投資物件に買い替える必要があります。

売却後45日以内に購入候補の物件を指定し、180日以内に購入完了が必要。

売買契約には、1031エクスチェンジを行う意向を明記。

 

相続のときにどうなる?

もし、1031エクスチェンジで繰り延べた物件を所有したまま亡くなった場合、相続人がその物件を受け継ぐ際、「ステップアップ・イン・ベーシス(Step-up in Basis)」という仕組みが適用されます。

これはどういうことかというと、相続人は被相続人が購入した時の価格ではなく、死亡時の時価を取得価格として相続します。

そのため、相続後すぐに売却しても、キャピタルゲインが発生しない(=税金がかからない)ことが多いのです。


つまり、1031エクスチェンジを繰り返して資産を増やし、亡くなったときに遺族にバトンタッチすることで、最終的にキャピタルゲイン税が完全に免除されるケースもあるのです。

1031エクスチェンジは、税金を繰り延べながら資産を増やす非常に強力なツールです。
さらに、うまく計画すれば将来的に家族に非課税で資産を引き継ぐことも可能です。

ただし、ルールが細かく、1つでもミスすると税金が発生することがあるため、必ず税務の専門家にも相談することが重要です。

お家の売却を検討している方、もしくはお家の価値が気になる方はお気軽にご連絡ください!

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元木満里奈 プロフィール

Marina Motokiカリフォルニア州公認不動産取引士
eXp Realty of California, Inc DRE#02195871

サンディエゴ州立大学ビジネス学科を卒業後、アメリカの不動産の可能性に惹かれ不動産エージェントとなる。
ミリタリーファミリー、日本人、現地のお客様、幅広くサポート。

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