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コラム Column

海外生活、国際結婚、子育てを応援するMy Peaceful Family

塚越悦子

結婚したい人はどうやって相手と出会っているか?

 

先日、日本在住で婚活中の男女を対象とした国際結婚に関する意識調査の結果という記事を読みました。いくつかの特徴として、下記のような事項が挙げられていました。

  • 男女共に国際結婚に対して積極的

全体的に男女とも国際結婚へは意欲的な傾向。20代、40代は国際結婚を支持する意見が多い一方、結婚を一番現実的に考える30代は他の世代よりも消極的。

  • 男性は白人女性に憧れ、女性は愛の表現が上手な国の男性を支持

外見を重視する男性は、アメリカやヨーロッパの白人女性を支持。女性は、愛の表現をしっかりしてくれる、イタリアや韓国などの男性に好意を持っている。

  • 国際結婚の理想と現実が浮き彫りに

国際結婚に期待する点として「恋愛観の違い」や「(自分の)語学力の向上」と答えた方が多いものの、裏腹に「生活習慣の違い」や「語学力」が国際結婚のネックとしても上位に。


また、どのような出会い方をしたか?という質問に対して、男女ともに1位は「マッチングサイトの利用」。4人に1人はマッチングサイトを利用して出会っているという結果が出ています。その他は「友人の紹介」「外国人が集まるバーに行く」、その他は「ナンパ」「ソーシャルメディア」となっていました。アメリカ人同士の結婚でも、このマッチングサイトは大きな役割を果たしていて、実に30%以上もの人たちがネットでの出会いから交際へと発展しているそうです。ゲイのカップルの場合はさらに高く、6割以上にもなるというこの数字。

「出会いがない」と嘆いている人の中には、マッチングサイトを敬遠している人もまだまだ多いかもしれませんが、人との出会いはある程度”numbers game”、つまりどれだけ多くの人を知り、また自分について知ってもらえるかで決まってくるという側面があります。マッチングサイトが嫌なら、その分パーティや人が集まる場所に積極的に出かけていくとか、少しでも友人関係を充実させ、「自分は交際相手を探している」ということを周知するなど、別の部分での活動が必要でしょう。

最近では、日本で結婚紹介所に相談に行く際に親が同行したり、さらに極端なケースでは本人が行かずに親が行くなどの場合もあるとか。そういう話を聞くと、自分で行動を起こす気のない人は、無理に結婚しなくてもいいのでは・・・とも感じます。親が相手を見つけてきて、何とか結婚までこぎつけたとしても、その先の長い結婚生活を営むのは本人に違いないわけですし、もともと結婚する気がなかったのなら、他人と調子を合わせなければならない生活なんて苦痛でしかないでしょう。本人が出てこない形で国際結婚をしようとする人はまずいないのでは、と感じますし、もしそんなことがあればうまくいかない可能性も、そのためのリスクも高くなるでしょう。

最近、ブログの方に「国際恋愛をして交際していたが、婚約者に『親に反対されているからあなたとは結婚できない』と言われ破局した」というコメントを寄せてくださった方がいました。本当にお気の毒な状況ですが、この調子では結婚したところで相手の親のいいなりで結婚したパートナーをないがしろにしてしまい、大変苦労したでしょうから、せめて結婚する前にわかってよかったのでは・・・と感じました。もっとも、親が結婚相手について決定権を握っているのなら、長い時間をかけて交際する前にそれがわかればもちろんそれに越したことはありません。交際の早い段階で家族や友人と会ったりして、その人と家族がどんな関係なのかを見極めるのは、そういった意味でも非常に有益なことです。交際相手が外国人だと、日本人同士の結婚であれば容易にわかることもなかなかわかりにくい部分があります。毎日更新の「成功する国際結婚の秘訣!『国際結婚一年生』著者:塚越悦子公式ブログ」では、国際結婚を真剣に考える方にとって役立つ情報を発信しています。こちらも合わせてご覧ください。