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コラム Column

アメリカ移民法コラム

カズミ & 坂田 弁護士

カズミ & 坂田 弁護士

カテゴリー:法律

米国下院が労働ビザの残務をなくす法案を認めました

米国下院はThe Fairness for High Skilled Immigration Act (HR3012)を立法しました。これは、国ごとの労働ビザを取得できる人の最大人数制限が無くなることになります。これにより、インドや中国から来た熟練移民はグリーンカードを取得できるのが速くなる可能性があります。
現在、移民法では労働グリーンカ−ドの数は限られています。これにより、永住権を取得できる市民は一つの国につき、一年の中で国務省から認められる全部のグリーンカードの7%以下です。

この制度により、グリーンカード取得希望者が少なく人口が少ない国の市民がグリーンカードを取得出来安くなる、ということになります。言い換えれば、人口が多い国からはグリーンカードを取得したい労働者には取得するのが厳しくなります。
例えば、アメリカのテクノロジー産業に一番多く移民しているインドでは、一つの国に与えられるグリーンカードの数が限られているため、グリーンカードを取得するためには10年も待つのが現状です。

9月にユタ州のジェーソンチャフェズ議員が議会に発表をした高度技能移民法は、このような不均衡な制度を直すために、毎年認証される140,000の労働グリーンカードを受付順で公平に対応できるようになる法案です。
労働ビザの最大人数制限を無くすことに加え、226,000の家族関連のグリーンカードの国の最大個数制限を7%から15%にあげます。

二党が法案を認めた理由はグリーンカードの数が増えるからではなく、アメリカに移民を考えている人たちのために手順を均一するためです。