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ステファニー・シー弁護士、シーアンドスミス法律事務所

ステファニー・シー弁護士、シーアンドスミス法律事務所

カテゴリー:法律
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F1ステイタス申請者に朗報です! B-ブリッジ申請が排除されました。

移民局では最近、2021年7月20日付で移民局はB及びその他のステイタスから学生(F1)に切り替える際の新しい規定を発表しました。F-1としてのステイタスが承認されるのを待っている間は切り替え前のステイタスが失効しても別のステイタスを申請し繋ぎをつくる必要が無くなりました。

F-1ステイタスとは海外からの学生がアメリカで学ぶために発行されるものです。ステイタスを保持するにはフルタイムで12単位の大学または9単位の大学院に属していないといけません。F-1ステイタスを申請するには有効なI-20があることが条件です。

以前の規定ではI-20に記載された学校開始日の30日前以上にF1切り替えのステイタスが失効するのであれば申請は却下される可能性がありました。

が、この方法だとF-1のステイタス切り替え多大な時間がかかっていることが大きな問題でした。例えば、Bの訪問者のステイタスでI-94が失効する前に学生のステイタスに切り替える申請をしても移民局がプロセスに時間がかかり、その間学校が始まってしまい、学校側はF1のステイタスが無いため次の学期に開始日を延ばすため結果的にはBのステイタス失効後30日以上が経過してしまいます。

このような場合、学校開始日が保持しているステイタス失効日から30日以上が過ぎていると言う理由で移民局で申請を却下します。 これを防ぐにはF1ステイタスの切り替え申請以外に現在保持しているステイタスの延長を同時申請し、F1が承認される前の“ギャップ”を埋める手続き、Bブリッジ申請をするよう移民局では勧めてきました。

が、この方法により学生は開始日を逃してしまうなど多大な混乱を招く結果となりました。 

このBブリッジを排除することにより、却下された申請に対する控訴手続きの申請数が減ることによるコスト及び申請者の混乱の削減が見込まれます。またこの規定はトランプ政権時代に始まったものを覆したものです。

今後は現在保持しているステイタスからFへの切り替え申請をし、承認された際は、承認日よりFに切り替えられます。承認日が学校が開始される30日以上前であれば(不法就労などで)F-1ステイタスに背くことのないようにしましょう。

バイデン政権でのこの新しい規定はたくさんの海外からの学生の助けとなるでしょう。

シーアンドスミス法律事務所のステファニー・シーが豊富な経験で複雑な問題を解決いたします。日本語で弥生まで (858)465-9462 またはyayoi@sysmithlaw.comまで一度ご連絡ください。