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各種手続き | 結婚の手続き

結婚の手続き

 

写真引用元:by Pexels(https://www.pexels.com/) 

 

グリーンカード (United States permanent residence) がある人

アメリカ人と同様な結婚手続きができ比較的簡単です。
-- 結婚の流れ --

1. Marriage License(結婚証明書)
  このライセンスには下記の2種類があります。

Public License (Non-Confidential) $70
ほとんどのカップルがこちらのライセンスをとります。二人の記録が公式になり、誰でも観覧が可能になります。

Confidential Marriage License $89
このライセンスは職業上プライベートなどを公にできない人などがとります。カップルは既婚カップルとしてすでに同棲している必要があります。
Assessor/ Recorder/ County ClerkにMarriage License取得の予約をとり、その後写真つきID持参(機関はBirth certificateの持参を推奨/日本の出生証明書は翻訳つきで)の上カップルでオフィスへ行きます。また、2007年以降、Marriage Licenseの申請時に、結婚後使用する新しい名前(ミドルネームとラストネーム)の登録が可能になりました。このライセンスの有効期限は90日でカリ フォルニア内で有効です(失効したらもう一度ライセンスをとらなければなりません)。このライセンスがセレモニーをするにあたって必要になります。

2. Civil Marriage Ceremony $88
まずexpediteで結婚セレモニーの予約をします。カップルと証人1人だけで もok(証人がいない場合は$18でオフィスの職員が代行してくれます)、家族や友人を呼んでセレモニーもできます。また、Marriage License取得日と同日にセレモニーをすることもできます。州によっては事前に血液検査が必要ですが、サンディエゴでは必要ありません。セレモニー終 了後10日以内にMarriage Licenseを返却しなくてはなりません。

3. Marriage Certificate (copy) $17
これは結婚証明書であり、パスポートの申請やソーシャルセキュリティの登録変更など様々な手続きに必要になります。郵便、または直接Assessor/ Recorder/ County Clerkに行って取得できます。オフィス側の登録に時間を要するため結婚してから数週間が必要です。


アメリカに在住していてグリーンカードがない人(ビザで在住している人)

上記の結婚が終わったらさらに様々な書類の申請が必要です。不安がある場合は弁護士を雇いましょう。

-- 書類の手続き ("One step"の申請) --
1. I-130 (Immigration Form) $355
この書類と一緒にカップルが正当な結婚である証明(共同名義の財産、保険、ユーティリティーの請求書などがベストですが、なければカップルが一緒に写ってる写真、結婚祝いのカード、友人や家族からの宣誓供述書なども可)を送付。

2. I-485 (The foreign national's application for permanent residence) $1,140
このフォームの前にUSCISから承認を受けているドクターのmedical examを受ける/アメリカに合法に入国した証明が必要です。

3. I-864 (Affidavit of Support)
結婚した外国人が国からの生活援助を受ける必要がないことを証明する書類です。結婚したアメリカ人のtax records(3年分)、W-2(3年分)、そのアメリカ人の雇い主から現在そのアメリカ人を雇っているとのレターが必要になります。もし、アメリカ政府の条件にそのアメリカ人の財政基準が満たない場合はco-sponsorが必要です。Affidavit of Supportは結婚した外国人が国からの生活援助を一切受けないというアメリカ人との契約です。この契約は10年間、もしくはその外国人がアメリカ市民になるまで有効です。


-- "One step"のメリット(申請は義務づけられておらずoptionalです) --

・ I-765 (Employment authorization document(EAD)) に申請できる
つまりはアメリカで合法的 に労働でき、I-485の判決を保留にできる。
I-131 (Advance parole travel document) に申請できる
この書類の申請によりアメリカ出入国が自由にでき、I-485の判決を保留にできる。ただし、visaがきれていない (overstayになっていない)ことが条件で、その状態で出国すると申請は取り消され、3-10年の審判にかけられてしまうので注意してください。

全ての書類、申請料金、証明書が揃い申請の準備ができたらそれらを"lock box"に送ります。

USCIS 
PO Box 805887 
Chicago, Illinois 60680-4120

-- 指紋/生体認証/労働許可証 --
その後、申請が受理されるとNational Benefits Centerからレシートが発行され、結婚した外国人にUSCISに連絡して指紋や生体認証をとるように指示されます。そして通常90日以内にwork authorizationが発行されます(90日以内に届かない場合は最寄のUSCIS officeに行きEDA cardが必要であると伝えましょう)。

-- 移民局審査官との面接 --
次に、移民局にmarriage interviewの申請がされます(最低6ヶ月かかる)。カップルは一緒に最寄のUSCIS officeへ移民局の審査官との面接へ行きます。この面接は誓いの元に行われ、時にビデオをまわすこともあります。

審査官がまず行う確認事項:
・書類にある情報の確認(住所や電話番号に変更がないかなど)
・外国人が合法的に入国しているか
・外国人がテロリストや 犯罪者ではないか
・アメリカ人が金銭的に外国人を援助できるか
・誠実な結婚であるか

審査官は判定に非常に慎重であり、誠実な結婚かについて詳細を確認します。質問は結婚しているカップルが普通であれば互いに知っている事です。
よくある質問例:
How and when did you meet?
Have you met each other's family?
Who proposed to whom?

さらに、審査官はカップルを別々の部屋に通し、1人ずつ質問することがあります。
よくある質問例:
How many bathrooms are in your home or apartment? 
What color is the carpet or shower curtain?
Is there a television in the bedroom?
Who woke up first this morning? Did you eat breakfast together? If so, what did you eat?
What did you do last night?

これらの質問の目的は偽装結婚を防ぐものであり、審査官は理想のカップルが答えそうな答えは求めていません。ですので、例えば前夜に友人と遊んでいたりした 場合は正直にそう答えて問題ありません。あくまで、カップルが一生を共にする意図があり、真正な結婚であるかの確認です。また、グリーンカード目的で結婚することは犯罪であり、さらに金銭のやりとりがある場合は逮捕、強制送還されることがあります。

面接完了後に審査官は判定を行い、承認されると外国人はI-551スタンプをパスポートに受け取ります。このスタンプは有効な永住権の証拠となります。このスタンプがあれば外国人は労働や海外旅行ができ、最終的にグリーンカードが届きます。もし、面接官に怪しいと判断された場合は、もう一度面接を受け、計2回の面接の結果をみてさらに審査となります。
ときどき、審査官は結婚が真正であるかの確認のために更なる証拠を求める事があります。また、必要書類が欠けていた場合(birth certificate, translation, divorce certificate など)は審査官より要請があります。よって、書類や証拠の準備は念入りにしましょう。

日本への申請は在アメリカ合衆国日本大使館ホームページを参照してください。

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