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習慣・マナー | 婚約・結婚

披露宴・結婚式

婚約

アメリカでは、婚約の決まった女性の友人のために、ウエディングシャワーと呼ばれるパーティーを開くことがあります。ウエディングシャワーは、花嫁の親しい友人がホストとなって、花嫁と花嫁側の式の出席者を中心に招待します。

女性限定のシャワーもあり、1〜2カ月前に開きます。未来の花嫁にプレゼントのシャワーをというもので、新婚生活に必要な品物を花嫁にプレゼントすることが目的。オフィスでのちょっとしたランチからレストランまで、様々な形で行われ、結婚式に出席するメンバー、または友人が用意します。

招待された人はあらかじめ決められたテーマに合わせたプレゼントを各自用意することになっているが、シャワー向けのプレゼントとしては使い道の多いものが最適。キッチン用品、シーツ、タオルなど、色や部屋の内装がかかわるので、あらかじめ色や柄の好みなどは聞いておくとよい。花嫁はひとつひとつプレゼントを御披露目していくのがパーティーの流れとなっている。

ウエディングシャワーに対し、バチェラーズパーティーというのもあります。これは、男友達が花婿の独身生活を惜しみ、そして未来を祝って開く男性だけのパーティーです。

結婚式のマナー&プレゼント

結婚式の招待状を受け取ったら、なるべく早く返事を出しましょう。招待状に“and guests”とあった場合は友人などを同伴してもいいということだが、その場合は一緒に行く友人の名前と住所も添えて返信するとよいでしょう。そうするとその友人に改めて招待状を送ることができるからです。
結婚祝いは日本ではお金をあげるが、アメリカの場合はほとんどの場合プレゼントを披露宴会場に持っていく。通常、結婚する当人たちは品物が重複する事を避ける為と ほしいものを貰うために、デパートや Crate & Barrel などのキッチン用品チエーン店等に登録している場合が多い。これをWedding Registerと言う。Registerしている場合はその旨を招待状に書いてある。書いていない場合は当人に聞いても失礼ではない。

Wedding Registerとは、指定されたデパートなどに行き、コンピューターに当人の名前を打ち込むと既に買われた商品、まだ買われていない登録商品が一目でわかるようになっている。登録していない場合や「これをプレゼントしたい!」と思う品物がある場合はそれでも構わないが、いざという時(品物が重複した場合等)のために返品できるようデパートの札はとらない方が良い。プレゼントは比較的に家庭用品が多い。例としては、なべ、食器、グラス、掃除機など実用的なもの。高価なものは、友人とお金を出し合っても差し支えない。

服装

結婚式での服装は、昼間か夜かで異なります。フォーマルスタイルの日中の式では、女性はロングのアフタヌーンドレスまたはカクテルドレスを着るのが一般的です。一方、男性はダークスーツにネクタイを着用すればよいでしょう。

フォーマルスタイルの夕方の式の場合は、女性はロングドレスでもショートドレスでもかまいません。なお、男性の服装については、同伴する女性がロングドレスの場合はタキシード、ショートドレスの場合はタキシードとダークスーツのどちらかとなります。

カジュアルスタイルの日中の式では、女性はアフタヌーンドレスに手袋、男性はダークスーツまたはブレザーに明るい色のスラックスでもよいでしょう。夕方の式では、女性はカクテルドレス、男性はダークスーツを着用します。

結婚式の流れ

結婚式の流れとしては、まずアッシャーの案内により招待客が着席、花婿の両親が席へ着いた後、花嫁の母親が着席する。花嫁の父親は花嫁と一緒に入場を待ちます。式の進行係、アッシャー、ベストマン、そして新郎が位置についた後、ブライドメイドたちの入場が始まります。それに続いて花嫁の父親と花嫁が入場します。進行係の案内に沿って、誓いの言葉、指輪の交換がなされ、花嫁と花婿は誓いのキスをし、式の最後には進行係が、2人をMr. 、Mrs.の敬称をつけて招待客に紹介。なお、式が終わった後は、親族や招待客を交えて記念撮影も行われます。

披露宴

アメリカ人の披露宴は比較的に質素なものが多い。服装は失礼にならなければ良い。アメリカで礼服はないので、男性であればタキシードを着る人もいるが、花婿もタキシードを着るので誰が主役だか分からなくなってしまう可能性もある。もし食事中に食器を叩き始めたらカップルはキスをしなくてはならないと言うしきたりがある。披露宴中は長いスピーチなどはなく、あくまでも本人たちが主役である。

通常レセプションには順序は変われど 決まり事がある。

  • 乾杯。(通常シャンペン)
  • ケーキ入刀。(入刀後、花嫁と花婿で食べさせ合う。通常お互いに一口で食べられない大きさのケーキを無理矢理食べさせ合う。この後はデザートとして会場に配る。一番上の部分は冷凍して一年たったら夫婦で食べる。
  • 新婦の左足ふともものガーターベルトを新郎が脱がせて、後ろ向きに独身男性に投げる。
  • 花嫁がブーケ(花束)を後ろ向きに独身女性に投げる。それぞれガーターベルト、ブーケを取った人が次に結婚できると言われているので皆必死に取るのだ。

一通りの事が終わるとディスコパーティになって踊りまくるというパターンが多い。
日本の披露宴とはだいぶちがいがある。結婚はあくまでもプライベートなイベントなので、会社の上司といった義理のお客はあまり呼ばないのが普通。スピーチは新郎の友人が新婚の2人の馴れ初めなどをごく短く紹介する程度です。あとは食べて飲んでおしゃべり、音楽にあわせてダンス、というのが主流です。
デザートの頃になるともう一度ハイライトがくる。ケーキカットである。ウェディングケーキは飾りではなく実際にその披露宴で食べるのが普通で、カットしたケーキを一切れずつ、新郎が新婦に、新婦が新郎にそれぞれ食べさせてあげる習慣も微笑ましいもの。このウェディングケーキがデザートとしてお客にあげるわけです。

結婚式は市民婚・宗教婚と各カップルによって違ってくるとは思うが、一般的な披露宴は宗教に関係なくほぼ上の通り。テーブルにじっと着いたまま、退屈なスピーチや素人の歌などを延々と聞かされることなく、日本の披露宴よりずっと楽しい雰囲気。招かれた側の服装としては、カジュアルと指定がない限り、フォーマルのものがよい。アメリカは引き出物の習慣はない。



2017年10月更新
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