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スカラシップ (奨学金)

日本の大学で奨学金と聞くと、ごく少数の選ばれた学生にのみ与えられるものを想像する方も多いと思いますが、アメリカの奨学金制度は日本と比べ様々な形で多くの学生の援助をしています。奨学金には沢山種類がありますが、その中でもよく聞くスカラシップ(Scholarship)とはどういったものなのか見てみましょう。

基本的にアメリカで「スカラシップ」と呼ばれる奨学金は返済する必要がありません。これらの奨学金を得るには様々な規定がありますが、その内容は寄付する側の意思で決められる傾向があります。

例えば、寄付する人が成功したビジネスマンであり、若い内から会社経営などに強い興味を示した学生に奨学金を与えたいと思った場合、その基準をもとに候補者が選ばれます。

スカラシップの種類の例として以下の物が含まれます。

メリット・ベイスド (Merit-based)
入学時に特に多くみられるのがこの「メリット」すなわち学生の「能力」に基づいた奨学金です。学業の成績のみならず、スポーツや音楽などで良い成績を残した学生に与えられます。 

スチューデント・ベイスド  (Student-based)
これらは人種、性別、宗教など生徒個人の特徴などに基づいた奨学金です。中でもマイノリティー・スカラーシップ(Minority Scholarship)と言うアジア系・アフリカ系・ヒスパニック系アメリカ人に与えられるものが多く見られます。

ニード・ベイスド (Need-based)
大学の学費が高いアメリカでは、学費を支払う援助としてスカラシップが与えられる場合があります。多くのニード・ベイスドスカラシップは FAFSAと言う資料をまず提出する必要があります。それで調べられる家族の所得などを元に奨学金の額が決められます。

他にも、選考する学部や将来目指す職業に基づくスカラシップや、学校により学費が全額免除される特待生制度のスカラシップなどがあります。

また、高校3年生(12年生)で大学にアプリケーションを送る時の資料を元に、合格発表の手紙と一緒に与えられる奨学金が記載された書類が送られてくる場合があります。FAFSAを送っていなくとも、全国テストの結果や高校の成績を元に大学側が「この生徒は欲しい!」と思い「うちに入学すれば学費はこれだけ安くなりますよ」と有能な生徒を勧誘する 方法とも言えるでしょう。

また、入学時にスカラシップがなくても、在学中に受け取る事も可能です。選考している学部のウェブサイトなどに応募可能なスカラシップが記載されていたり、全国的に応募をしている民間企業やNPOからの奨学金も数多くあります。自分に合った奨学金をみつけたら、応募に必要な成績表やエッセイなどを提出してみると良いでしょう。

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