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06/02/11
エミリさんの場合 その2
<エミリさんの場合2 – フェアシンキング>
今回はエミリさんがどのようにネガティブ志向を克服して、自分の夢の実現に向けて一歩を踏み出したかをお話します。私達は成長の過程でいろいろな経験をつみますが、そこで身につくのが固定観念です。固定観念は絶えず私達の意識を支配して、そこから行動が決定されるような働きをします。つまり固定観念がネガティブに偏っている場合は、その結果として行動に現れて来ます。エミリさんが行ったのもネガティブに偏った固定観念をフェアな目で見直し、その結果自分の望む方向に進む選択をしました。エミリさんはフェアシンキングのプロセスを下記の工程で行いました。
ステップ1.解決したい問題に焦点を当てる
まずエミリさんは自分が本当に何がやりたいのかを考えました。すると以前から学校に行き、何かを学びたいと思っていたのに気付きました。そして人を助けたいという思いもあり、看護学科はどうだろうかと考えました。
ステップ2.その問題を考えた時に頭によぎる固定観念を認識する
ところがその考えに待ったをかけたのがネガティブに偏った固定観念です。35歳の今から4年制の大学に行くなんて無謀すぎる、大体英語だってまともに学んだことはないし、授業について行けるとは思えない。働きながら学校に行くのは難しすぎるし、その間授業料と生活費を賄う方法があるとは思えない。このような意識が心の中を駆け巡りました。
ステップ3.その時の自分の感情を認識する
このようにネガティブな固定観念で支配されているエミリさんの心は無力感と抑うつ感で満たされてしまいました。
ステップ4.固定観念がフェアなものであるかどうか見直す
見直しの結果浮かんだ思考は以下のとおりでした。40歳過ぎてもキャリアチェンジの為学校に行く人はアメリカでは沢山いる。学校はトレーニング期間を考慮しても数年で終わる。英語も全く知らないわけではないし、段階を踏めば専門職としての英語が身につく。経済的な問題は家族のサポート、貯金、学生ローンを使えば必ずしも無理というわけではない。看護師の仕事で得る収入はこれまでの収入を遥かに上回る。
ステップ5.フェアな観念に基づいて行動した場合の感情を想像する
エミリさんが新しい思考に基づいて行動する際に想像される感情は以下のようでした。一生好きでない仕事をするよりは、看護師の仕事はやりがいと満足感を与える。焦らずワンステップずつ進めばよいと考えると、希望が見えてくる。簡単ではないかもしれないが、自分の気力と体力次第で、非常に有意義な目標だと思う。何より目標に到達したら、達成感で満たされるだろう。
ステップ6.行動計画を立てる
エミリさんの考えたステップは次のとおりでした。まず看護学科のある大学を調べ、資料を入手する。そして、家族に自分の希望を伝え理解を求める。心配性の夫の理解を得るまでは、何度か話し合いが必要だろうと認識する。経済的プランをたてる。
ステップ7.行動の開始
大学資料取り寄せや夫との話し合いのあと、あわせてスカラーシップの申請を
このような過程を経て、エミリさんは新しい意識に基づく行動を開始しました。しかし通常1から7までのステップに到達するまで、試行錯誤があるのは当然のことです。エミリさんも2から4のステップを何度も行きつ戻りつしましたが、最終的には古い固定観念を打破し、人生における達成感や喜びを見つける方向へ進みました。
今回はエミリさんがどのようにネガティブ志向を克服して、自分の夢の実現に向けて一歩を踏み出したかをお話します。私達は成長の過程でいろいろな経験をつみますが、そこで身につくのが固定観念です。固定観念は絶えず私達の意識を支配して、そこから行動が決定されるような働きをします。つまり固定観念がネガティブに偏っている場合は、その結果として行動に現れて来ます。エミリさんが行ったのもネガティブに偏った固定観念をフェアな目で見直し、その結果自分の望む方向に進む選択をしました。エミリさんはフェアシンキングのプロセスを下記の工程で行いました。
ステップ1.解決したい問題に焦点を当てる
まずエミリさんは自分が本当に何がやりたいのかを考えました。すると以前から学校に行き、何かを学びたいと思っていたのに気付きました。そして人を助けたいという思いもあり、看護学科はどうだろうかと考えました。
ステップ2.その問題を考えた時に頭によぎる固定観念を認識する
ところがその考えに待ったをかけたのがネガティブに偏った固定観念です。35歳の今から4年制の大学に行くなんて無謀すぎる、大体英語だってまともに学んだことはないし、授業について行けるとは思えない。働きながら学校に行くのは難しすぎるし、その間授業料と生活費を賄う方法があるとは思えない。このような意識が心の中を駆け巡りました。
ステップ3.その時の自分の感情を認識する
このようにネガティブな固定観念で支配されているエミリさんの心は無力感と抑うつ感で満たされてしまいました。
ステップ4.固定観念がフェアなものであるかどうか見直す
見直しの結果浮かんだ思考は以下のとおりでした。40歳過ぎてもキャリアチェンジの為学校に行く人はアメリカでは沢山いる。学校はトレーニング期間を考慮しても数年で終わる。英語も全く知らないわけではないし、段階を踏めば専門職としての英語が身につく。経済的な問題は家族のサポート、貯金、学生ローンを使えば必ずしも無理というわけではない。看護師の仕事で得る収入はこれまでの収入を遥かに上回る。
ステップ5.フェアな観念に基づいて行動した場合の感情を想像する
エミリさんが新しい思考に基づいて行動する際に想像される感情は以下のようでした。一生好きでない仕事をするよりは、看護師の仕事はやりがいと満足感を与える。焦らずワンステップずつ進めばよいと考えると、希望が見えてくる。簡単ではないかもしれないが、自分の気力と体力次第で、非常に有意義な目標だと思う。何より目標に到達したら、達成感で満たされるだろう。
ステップ6.行動計画を立てる
エミリさんの考えたステップは次のとおりでした。まず看護学科のある大学を調べ、資料を入手する。そして、家族に自分の希望を伝え理解を求める。心配性の夫の理解を得るまでは、何度か話し合いが必要だろうと認識する。経済的プランをたてる。
ステップ7.行動の開始
大学資料取り寄せや夫との話し合いのあと、あわせてスカラーシップの申請を
このような過程を経て、エミリさんは新しい意識に基づく行動を開始しました。しかし通常1から7までのステップに到達するまで、試行錯誤があるのは当然のことです。エミリさんも2から4のステップを何度も行きつ戻りつしましたが、最終的には古い固定観念を打破し、人生における達成感や喜びを見つける方向へ進みました。