San Diego Town

サンディエゴ
日本

サンディエゴタウンがゆく!

コラム Column

アメリカで看護師になろう!

アメリカ看護

アメリカで働く看護師が日本帰国を考える理由とは

 弊社ではアメリカで看護師として働きたい方のために、書類手続きから医療英語クラス、学校選び、就職、永住権取得まで幅広いサービスをご提供しています。おかげさまで起業から10年以上が過ぎ、これまでたくさんの方のサポートを行ってきました。現在カリフォルニア州を中心に、弊社でお世話させていただいた250を超える日本人看護師が多種多様な医療機関で働いています。

しかし、10年もたつとアメリカで看護師として働くという目標をかなえたにもかからず、さまざまな理由で日本に一時帰国または本帰国する方が出てきます。最近、弊社が担当した方の中から、ご家庭の事情などで帰国を考えているとご連絡をいただく機会が増えてきました。今回は、実際のご相談内容からその理由をご紹介します。

帰国を考える理由
◉両親の介護のため、日本に一時帰国する機会が増えてきた。

◉母親のがん治療が始まるので、その期間だけでも帰国したい。

◉先日、子宮に小さなポリープが見つかった。現在アメリカで検査しているが心配なので日本に帰って再検査したい。

◉アメリカで看護師として勤務してから10年が過ぎたが、体力的にきつくなってきたし両親のことを考えると、いっそ本帰国をしようかと本気で考えている

◉アメリカで家も購入し安泰の生活と言えるが、いまだ独り身で、将来のアメリカでの生活を考える機会が増えた。

◉アメリカでの就労経験が10年ほどあるので、将来的に日本に帰っても仕事を探せると思うが、雇用や医療の違いが気になるので情報を知りたい。

◉アメリカで結婚し永住権取得してクリニックで働いてきたが(RNのライセンスはなし)、離婚が成立したので日本に本帰国する予定。これまでの経験が日本の看護師として役に立つか心配している。

◉親の介護を考えるようになった。アメリカにいるうちにスペシャリストの資格を取得して日本に帰国した方がよいかと考えている。

ご覧のように、帰国の理由は個々によってさまざまですが、やはり健康、ご両親の介護、自身の老後などを考えた時に、アメリカにとどまるのか日本に帰るのかと悩む方が多いようです。ごく最近も、弊社が看護留学をサポートしたHさんが帰国の手続きをしました。アメリカで看護師として働いていましたが、ご自身の健康問題とご家族の介護を考えた末の苦渋の決断でした。現在、ご自分の治療と家族の介護をスタートしておられますが、帰国前にRe Entry 手続きをしたので、アメリカから継続して6カ月以上、最長2年間は離れても永住権を失わずにすみます。


日本への帰国は、看護師に限らず、アメリカに住む日本人であればほとんど方が直面する問題です。実は私も母の介護をきっかけに日米を行き来しており、外国に住む日本人として、老後を視野に入れた将来について真剣に考えるようになりました。
そういった経緯もあり、現在弊社では、一時帰国や本帰国について悩んで困っている方からのご相談も受け付けております。看護留学に関連する各専門家と提携しているので、永住権や看護師資格の維持について対策を行うことも可能です。

特に永住権の維持は、移民専門の弁護士やパラリーガルと一緒に慎重に進める必要があります。また、苦労して取得したアメリカ看護師の資格を維持するための書類等も重要なポイントを押さえて手続きを進めなければなりません。なお、弊社ではすでに帰国した日本人看護師とのつながりもあるので、日本の就職斡旋(特に英語が求められる医療施設など)も行っております。看護留学サポートからスタートした弊社ですが、提供するサービスは年々拡大しているので、今や「駆け込み寺」と呼ばれることも多いです(笑)。

長期間の帰国を検討していて、永住権や看護師資格の維持を希望している場合は、できるだけ早めにそして計画的に進めていくことをお勧めします。