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カルフォルニアの家族法について

弁護士 佐野郁子 - Sano & Associates, P.C.

弁護士 佐野郁子 - Sano & Associates, P.C.

カテゴリー:法律
TEL: (800)590-0586

パート1:カルフォルニアでの離婚手続きの流れ:9離婚判決の申請または離婚裁判

本コラムパート1では、まずカルフォルニアでの離婚手続きの流れについて1〜6に分けてご説明いたします。

1. 離婚申請→ 2. 相手方に召喚状を手渡し→ 3. 相手方が返事を申請・3. 返事が無い場合は欠席判決(Default Judgment)の申請→ 4. 開示手続き→ 5. 示談交渉・OSC公聴会→ 6. 離婚判決の申請・6. 又は裁判


1. 離婚申請

2. 相手方に召喚状を手渡し

3. 相手方の返事(Response)

4. 開示手続き

5. 示談交渉・RFO(旧OSC)公聴会

6. 示談交渉・RFO(旧OSC)公聴会:財産分与

7. 示談交渉・RFO(旧OSC)公聴会:扶養費

8. 示談交渉・RFO(旧OSC)公聴会:親権・養育権・養育費

 

9. 離婚判決の申請または離婚裁判

開示手続きが終わり、離婚条件の話合いを終えると、離婚手続きの最終段階となります。離婚判決は自動的には下りません。離婚条件が交渉で決まった場合は、その内容を離婚合意書(Marital Settlement Agreement)に記載します。そしてこの条件で離婚判決を下してください、と離婚判決の申出(Request for Judgment of Dissolution of Marriage)を行います。離婚判決の申出と一緒に、離婚合意書を含め裁判所で定められた書類を申請します。離婚合意書は離婚判決の一環となり、当事者間の「合意」だけではなく裁判所のオーダーとなります。離婚条件が決まっていない場合は離婚判決の申出をする事はできません。

離婚条件の話合いで合意に至らなかった場合は裁判(Trial)となります。裁判の日程は裁判所から指定されますが、前回ご説明した開示手続きを終えていない場合は裁判の日の決定を受ける事はできません。裁判官が判決を下すには全ての情報が必要だからです。裁判の日程が決まると、裁判の前に必ず裁判所内で示談の話合いの場(Mandatory Settlement Conference)が設けられ、出席は義務付けられます。裁判所で選任された中立の第3者弁護士がセトルメントジャッジとして間に入り、裁判の前に最後の話合いが行われます。セトルメントカンファレンスでも合意に至らない場合は、裁判となり裁判官が判決を下します。

裁判に至るまでに開示手続きやRFO公聴会などあらゆる手続きが行われます。ですから、実際に裁判となるのは離婚申請をしてから2〜3年先になります。その間、時間と莫大な費用が掛かるため、精神的にも経済的にも当事者の負担は大きくなります。また、裁判では法律に則った判決しか下されないため、状況を踏まえると腑に落ちない結果になることもあります。パート1:カルフォルニアでの離婚手続きの流れ:5. 示談交渉・RFO(旧OSC)公聴会をご参照ください。

よくある質問

Q: 離婚をする事になりました。クレジットカードやローンなど主人名義の負債がたくさんあります。彼名義なので私は関係ないと思いますが、裁判になったらどうなるんですか?

A: 本コラムでご説明しました通り、裁判官は法律に則った判断しか下す事ができません。多額な借金を負ったのはご主人でも、法律上は結婚中に被った負債なので共有負債とみなされます。裁判では、共有負債は夫婦間で平等に負担することになります。佐野&アソシエーツでは、その他の共有負債と共有財産を分析し、うまく離婚条件を交渉し、よりクライアントにとって有利な条件で離婚が成立するよう促していきます。

Q: 離婚をすることは合意していますが、離婚条件について、お互いに話合いをする状態ではありません。すぐにでも裁判で決着をつけたいです。

A: 上記ご説明しました通り、裁判を最初からリクエストする事はできません。開示手続きを行い、離婚条件の話合いを試みた上で最終的に合意がない場合に初めて裁判の日のリクエストが出来ます。また、裁判の前には上記ご説明した「マンダトリーセトルメントカンファレンス」に出席する事が義務付けられ、強制的に話合いをすることが義務付けられています。そのカンファレンスでも合意に至らなかった場合、最終的に裁判が行われます。佐野&アソシエーツでは、開示情報を元に財産や負債などを分析し、クライアントの立場やご希望を理解した上で、クライアントにより有利な条件になるよう、相手方と離婚条件の交渉を行います。クライアントが直接相手方と離婚条件の話合いをする必要はございません。必要に応じて親権・養育権、養育費、扶養手当を請求するRFO公聴会を申請します。

佐野&アソシエーツでは、クライアントの立場に立ち、クライアントのご希望を尊重し、より有利な条件で離婚を成立させることは勿論、クライアントにとって精神的、経済的な負担を最小限にすることを心がけています。

*この記事は皆様のご参考として一般的な概要を述べたものであり、個々のケ-スに対する法律上のアドバイスではありません。
*ご質問等ある方は、佐野&アソシエーツまでお問い合わせください。コラムからの直接の質問は控えていただきたくお願いいたします。