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車のエンジンは呼吸している?

今日はエンジンが呼吸している、ということについて書いてみたいと思います。

呼吸というと息を吸って吐いてていうことですが、車のエンジンもしてます。

インテーク(吸気)バルブという部分から息を吸って、エキゾースト(排気)バルブという部分から息を吐いています。

エンジンの回転が高くなればなるほど呼吸は荒くなります。(早くなります)
ある意味人間と一緒です。

以下が簡単なエンジンの構造です。



上についている吸気バルブと書いてある部分から息を吸って、排気バルブという部分から息を吐きます。ピストンという部品はエンジンが動いてる間は絶えず上下に動きます。そのピストン運動をコンロッド、クランクシャフトを使い回転運動に変えてあげます。クランクシャフトの真ん中の大きい黒丸が軸の中心だとお考えください。

上記の構造は4サイクルエンジンといって今あるエンジンの中で、一番一般的なエンジンです。

では、今度はどうやって呼吸しているのか?

上記の工程が吸気工程です。ピストンと呼ばれる画面真ん中のものが下がるとともに、吸気バルブが開きます。
そうすると水色の部分が負圧になるので、混合気と呼ばれるガソリンと空気が混ざった気体がエンジンの中に入ってきます。(注射器でいうと採血するときの感じです)



次のサイクルは圧縮工程と呼ばれていて、先ほど言ってた混合気を圧縮します。
(爆発しやすくさせる為)注射器を例にとると注射器の先っぽをふさいで軸を押す感じ。



次に燃焼行程と呼ばれる、動力が発生する瞬間です。先ほどの工程で圧縮された混合気は着火しやすい状態にあります。そこでスパークプラグという部品を用いて火花を飛ばしてあげます。(ガスコンロでいうとパチパチって出る青い光ありますよね?あれと考えてください)そうすると赤い部分の混合気が爆発して、ピストンを一気に下に押し下げます。



爆発によって押し下げられたピストンは惰性でまた上に向かっていきます。上に向かうとともに排気バルブが開き燃焼し終わった気体をエンジンの外に押し出してげます。(注射器で言うと打つときの感じ)

以上が一連の工程ですが、大体イメージつかめたでしょうか?車のエンジンはこの工程をすごいスピードで行っていています。

ちなみにエンジンの回転数とはクランクシャフトの中心の部分が一分間の間に何回まわっているかを指します。1000rpmとは1分間に1000回まわっていると言う事です。想像するとすごいスピードですよね?

イメージついた人、つかなかった人いると思いますが、何が言いたかったかというと、人間も空気吸って二酸化炭素はいて、もの食べて動いているように、車のエンジンも空気吸って二酸化炭素やほかを吐いて、ガソリン食べながら動いてますよーって言うことです(^^)

ではまた